ご挨拶
ようこそ、帯広養護学校のホームページへお越しくださいました。
本校は、昭和53年に開校した知的障がいの特別支援学校です。開校当初は、小学部と中学部のみでしたが、平成10年に高等部が開設され、小学部1年生から高等部3年生までの幅広い年齢の児童生徒が学ぶ現在の形になりました。
学校のある帯広市は、日高山脈を望み、広大な土地に恵まれた十勝平野に位置し、畑作や酪農が盛んな地域の中核都市です。豊かな自然がある一方で、商業施設や公共施設も充実しており、本校の児童生徒は、この教育資源の豊富な環境の下で、経験や体験を重視した様々な学習活動に取り組んでいます。
また、十勝管内特別支援教育ネットワーク協議会「とかねっと」やパートナー・ティーチャー派遣事業をとおして、認定こども園や小・中学校、高等学校、特別支援学校及び関係機関と連携し、地域の障がいのある児童生徒を支える取組も行っています。
令和6年度は、小学部79名、中学部67名、高等部75名、合計221名の児童生徒が在籍しており、多くはスクールバスや保護者の送迎などで通学し、遠隔地に居住している15名は、寄宿舎から通学しています。
主に知的障がいのある児童生徒が在籍する学校ですが、身体障がい、病虚弱、視覚障害、聴覚障害などを併せ有する重複障がいのある児童生徒が52名在籍しています。
また、7名が訪問教育学級に在籍して自宅や病院で学習しており、在校でも医療的ケアが必要な児童生徒が11名在籍し、たんの吸引や経管栄養などのケアを看護師から受けながら学習しています。
本校の学校教育目標である「明るく、豊かに、たくましく、自分で考え、社会に生きる人を育てる」を達成するため、今年度の重点教育目標を「児童生徒一人一人の障がいの状態や特性、発達段階等を踏まえた授業力及び実践力の向上に努める」としました。児童生徒理解を基本に、一人一人に寄り添い、着実に成果をあげる教育の実現に向けて学校経営を進めてまいります。
この重点教育目標を基盤に、児童生徒が通いたいと思える(学びのある)学校、保護者が通わせたいと思える学校(信頼される)学校、地域が共に育てたいと思える(貢献する・開かれた)学校、教職員が働きたいと思える(協働する・学び合う)学校を目指し、保護者や地域と共に教職員が一丸となり、児童生徒自身が「できた、やれた、伝わった、分かった」が実感できる教育活動を実践してまいります。
いつも児童生徒が真ん中にいる温かい学校づくりを推進してまいりますので、今後とも本校の教育に御理解と御協力をお願いいたします。
なお、ホームページでは、教育内容や教育活動などの情報を随時、発信いたしますので、御意見や御感想等をお寄せいただきますと幸いです。
令和6年(2024年)4月
北海道帯広養護学校長 鈴 木 隆 宏