小学部は、1・2年生を低学年ブロック、3・4年生を中学年ブロック、5・6年生を高学年ブロックとして学習の集団を編制しています。
低学年ブロックでは、まずは学校という新しい環境に慣れることを第一に考え、基本的生活習慣の確立を図り、大まかな日課を理解して行動する力を身につけていくように進めています。中学年ブロックでは、担任だけではなく多くの教師が一人一人にかかわることができるように学習形態を工夫し、主体性や社会性といった面も育つように取り組んでいます。高学年ブロックでは、中学部進学を視野に入れつつ、様々な集団活動の中で、自立性・自発性・協調性といった目標を持って成長していくように、指導や支援を行っています。
学校という多様で新しい人間関係の中では、様々な葛藤のもと、子どもたちの素直な姿が次々と引き出されていきます。その行動が示す本当の子どもの声を聞き取る姿勢を持って、関係する大人たちが協力していきたいと考えます。子どもはらせん階段をのぼるように発達するともいわれています。目に見える部分だけではなく、一見後戻りするような言動もしっかりと受け止めて、成長を見守りたいと思います。