2学期の学習が展開されています。
9月中旬から朝晩の冷え込みを感じ、学校周辺の木々の紅葉もはじまりました、学級農園や作業学習の畑の作物の収穫などもほぼ終え、ここ十勝も秋本番を迎えています。
また、この季節は中学部や高等部で社会体験や職場実習が行われ、それぞれの進路等に応じた施設や企業での実習や社会体験に取り組んでいます。この実習を終えると、次は学習発表会や高等部祭に向けての学習が始まります。このように毎年ほぼ決まった時期に行われる行事や学習で季節を感じることもたくさんあります。
厳しい冬を前に、子どもたちが元気にそれぞれの目的や目標を持って学習に取り組むことができるよう、2学期も保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
次の一歩に向けた振り返りを・・・
さて、前期の学習も終了し、1年間の折り返しの時期になりました。9月には前期を振り返る報告と後期に向けての取組について保護者と担任や担当者との懇談がありました。お子さんの成長したこと、もう少し頑張って取り組むことが必要なこと・・・いろいろと話されたと思います。懇談で一番大切なことは保護者の方と担任がお子さんの成長を共有することです。学校や家庭での様子が同じとは限りません。学校でできるようになったことは家庭でもできるようになることが求められます。また、反対に家庭ではできるのに学校ではできないということがあるかもしれません。それらを確かめるには、両者でたくさん話をする必要があります。言うまでもないことですが、教育は学校・家庭が協力して取り組まなければなりません。特に特別支援学校においては両者の協力が不可欠です。その両者のコミュニケーション不足はお子さんの成長にも影響が出るものです。
これからも懇談の機会を有効に活用して担任・担当者とのコミュニケーションを深めてください。
令和元年10月 北海道帯広養護学校長 竹 内 哲